CG用語集トップ > 第9章 システム・応用

モーションプラットフォーム

モーションプラットフォームは、利用者が乗る座席や床を機械的に動かし、加速度や傾きの感覚を与える装置である。ライドシミュレータやVRアトラクションで使われ、映像だけでは表現しにくい身体感覚を補う。

モーションプラットフォームは、上下、左右、前後、回転、傾きなどの動きを組み合わせて、乗り物の揺れや加速感を再現する。実際に大きく移動していなくても、座席の傾きや短い振動によって、利用者に動いている印象を与えられる。映像や音と同期していなければ違和感が強くなるため、リアルタイム制御が重要である。VRと組み合わせる場合は、視覚情報と身体感覚のズレを小さくする設計が求められる。

CG制作では、映像上のカメラ動きとプラットフォームの動きを合わせる必要がある。急旋回、加速、衝撃などの演出を、画面と身体感覚の両方で表現することで臨場感を高められる。

ゲーム開発では、シミュレータ筐体やアトラクション向けに、ゲーム内の速度、姿勢、衝突情報を外部装置へ送る処理が必要になる。画面描画だけでなく、装置制御も含むシステム設計になる。

たとえばフライトシミュレータでは、機体が上昇するときに座席を傾けたり、着地時に振動を与えたりする。実際の移動量より、体験として自然に感じる動かし方が重要である。

モーションプラットフォームは、身体感覚を与えるために座席や床を動かす装置である。HMDのような表示装置ではなく、ライドシミュレータを構成する物理的な出力装置として押さえる。

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