トランスファファンクション
概要
詳しい説明
ボリュームデータの各ボクセルは、濃度や密度などの数値を持つ。しかし、その数値をそのまま表示しても、人間にとって見やすい画像になるとは限らない。そこで、値が低い部分は透明にする、特定の範囲だけ色を付ける、値が高い部分を不透明にする、というような変換規則を用意する。これがトランスファファンクションである。
同じボリュームデータでも、トランスファファンクションの設定を変えると見える構造が変わる。医療データで骨を強調したい場合と、軟組織を見たい場合では、適切な色や不透明度の設定が異なる。したがって、単なる色付けではなく、目的に応じて情報を選び出すための設定と考える。
CG制作との関係
CG制作では、煙や雲の密度、炎の温度、医療データの濃度などを見せるときに関係する。どの範囲の値を目立たせるかによって、画像の印象や読み取りやすさが変わる。
ゲーム開発との関係
ゲームでは、ボリューム表現を軽量化して使う場面でも、値を色や透明度に変換する考え方が重要である。たとえば密度マップを読み、濃い場所ほど濃く表示する処理は、トランスファファンクションの考え方に近い。
制作・実装での例
ボリューム値0.2付近を透明、0.5付近を青、0.8以上を白く不透明にするなど、値の範囲ごとに色や透明度を割り当てる。設定が悪いと、見たい構造が消えたり、不要な領域が強調されたりする。
検定対策ポイント
トランスファファンクションは、ボクセル値を色や不透明度へ対応づける変換規則である。レイキャスティング法でサンプリングした値を、どのように画像の色として積み重ねるかに関係する。
関連用語
タグ
- CGエンジニア検定
- 第3章
