CG用語集トップ > 第3章 レンダリング

散乱光

散乱光は、光が微粒子や物体内部で方向を変えながら広がった光である。光がまっすぐ進む場合とは異なり、空気中の霧や半透明物体の見え方に関係する。

散乱光は、光が空気中の粒子、煙、霧、物体内部の細かな構造などに当たり、進む向きが変わって広がることで生じる。透明な物体を比較的まっすぐ通る透過光とは異なり、散乱では光の方向が乱れる。散乱の影響が強いと、光の筋が見えたり、遠くの物体が白くかすんだり、半透明な物体が内部から光って見えたりする。後のボリューム表現やレイマーチングとも関係する。

CG制作では、霧、煙、雲、肌、ろうそく、半透明な樹脂などの表現に関係する。単純な表面反射だけでは出しにくい、やわらかい光の回り込みを表現する手がかりになる。

ゲーム開発では、フォグ、ボリュームライト、煙エフェクトなどで散乱の考え方が使われる。リアルに計算すると負荷が高いため、ポストエフェクトやボリュームテクスチャで近似することが多い。

散乱光は光の方向が乱れて広がる光である。透過光反射光との違いを整理する。同じ用語が後の散乱・減衰の文脈でも出る点に注意する。

  • cg/rendering/scattered_light_no180.txt
  • 最終更新: 4週間前
  • by 127.0.0.1