イメージベーストレンダリング
概要
イメージベーストレンダリングは、実写画像や既存画像を利用して、3次元モデルを細かく作り込まなくても写実的な画像を生成する考え方である。形状、表面属性、光の情報を画像から利用し、レンダリングの負荷や制作コストを下げながら自然な見た目を得ることを目的とする。
詳しい説明
一般的な3次元CGでは、形状モデル、材質、光源、カメラを準備して画像を計算する。イメージベーストレンダリングでは、実写画像そのものを入力として活用し、画像内に含まれる色や質感、奥行き、視点差などの情報を使って新しい画像を作る。代表的には、画像を簡単な形状モデルへ貼り付ける方法、奥行き情報を使って別視点の画像を作る方法、パノラマ画像から視界を切り出す方法などがある。
CG制作との関係
背景や建物など、すべてを精密にモデリングすると手間が大きい対象に向いている。写真を利用してリアルな質感や背景を作ることで、少ない形状情報でも説得力のある映像を作りやすくなる。
ゲーム開発との関係
ゲームでは、遠景背景、プリレンダ背景、反射用画像、パノラマ背景などに画像ベースの考え方が使われる。リアルタイム性が必要な場面では、完全な物理計算よりも画像を利用した近似表現が有効になる。
制作・実装での例
建物の外観をすべて細かい3D形状で作る代わりに、単純化した形状に写真から作ったテクスチャを貼り、別視点の画像を生成する。これはイメージベーストモデリングとも関係する。
検定対策ポイント
イメージベーストレンダリングは、画像を入力として利用するレンダリング手法の総称である。完全な3Dモデルから計算するレンダリングと比べ、実写画像の情報を活用する点を覚える。
関連用語
タグ
- CGエンジニア検定
- 第3章
