CG用語集トップ > 第4章 アニメーション

モーフィング

モーフィングは、ある形状や画像を別の形状や画像へ連続的に変化させる表現技法である。単に表示を切り替えるのではなく、途中の状態を作りながら滑らかに変化して見せる点が特徴である。顔から別の顔へ変わる映像、物体が別の物体へ変形する映像などで使われる。

モーフィングでは、変化前と変化後の対応関係を決め、その間を補間して中間状態を作る。2次元画像では特徴点の対応、3次元形状では頂点や制御点の対応が重要になる。対応がずれると、途中の形が不自然に崩れたり、意図しない場所が動いたりする。

同じ変形系の用語でも、ワーピングは画像や形状の座標を歪ませる処理に重点があり、自由形状変形は制御格子などで空間ごと変形する考え方である。モーフィングは「別の状態へ変わっていく見え方」を作る用語として整理するとよい。

CG制作では、キャラクターの表情変化、顔の変形、特殊効果、ロゴや物体の変身表現などに利用できる。変化前後の対応を丁寧に設計しないと、滑らかではあっても意味のない変形になってしまう。

ゲームでは、キャラクターの表情ブレンド、変身演出、UIの変化、特殊能力の発動演出などに応用できる。リアルタイム処理では、補間するデータ量や処理負荷も考える必要がある。

表情モーフでは、笑顔、怒り、驚きなどの形状差分を用意し、重みを変えることで中間表情を作る。これはキーフレーム間の単純な位置補間とは違い、形そのものを混ぜる考え方である。

モーフィングは、変化前後の状態を対応づけ、中間状態を補間して滑らかな変化を作る技法である。中割りキーフレーム法と近いが、対象の形状や画像が別の状態へ変わる点を押さえる。

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