CG用語集トップ > 第3章 レンダリング

QuickTime VR

概要

QuickTime VRは、パノラマ画像などを用いて、利用者が視点を回転させながら周囲を見回せるようにした表示技術である。実際に3D形状を細かく描画するというより、画像を切り出して表示することで仮想的な視点移動や視線変更を体験させる。

パノラマ画像から切り出した表示例

詳しい説明

QuickTime VRでは、周囲を撮影したパノラマ画像を用意し、ユーザーの操作に応じてその一部を切り出して表示する。視線方向を変えると、別方向を見ているような画像が表示されるため、仮想空間を見回しているように感じられる。完全な3Dモデルを用いるVRとは異なり、画像ベースで表現する点が特徴である。

CG制作との関係

建物内部、展示空間、観光案内など、実写ベースの空間紹介に向いている。パノラマ画像を正しく用意し、切り出し時の歪みを補正することで、滑らかな見回し表示を作れる。

ゲーム開発との関係

インタラクティブな背景表示や、静止画ベースの探索コンテンツと関係する。自由に歩き回れる3D空間ではないが、少ないデータで視線変更の体験を作れる。

検定対策ポイント

QuickTime VRは、パノラマ画像などを利用した画像ベースの仮想空間表示である。3Dモデルをリアルタイムに描くVRと混同せず、画像の切り出しによる見回し表現として理解する。

関連用語

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