光が空気中から水やガラスのような別の物質へ入ると、進む方向が変わる。この現象を屈折という。屈折率は、その物質で光がどの程度曲がるかを表す値である。屈折率が異なる物質では、同じ形の透明物体でも背景のゆがみ方が変わる。CGでは、透明な球やガラス越しの背景を表現するときに屈折率を使う。屈折方向を求める法則としてスネルの法則がある。
CG制作では、ガラス、水、宝石、透明樹脂などの見え方に影響する。屈折率を変えると、背景のゆがみや内部の見え方が変化するため、材質らしさを出すうえで重要である。
ゲーム開発では、屈折を厳密に計算する代わりに、画面の背景を少しずらして見せるスクリーンスペース屈折などで近似することがある。リアルタイムレイトレーシングでは屈折レイを追う方法もある。
屈折率は透明物体の曲がり方を決める値である。完全鏡面反射特性は反射、屈折率は透過時の方向変化に関係する点を区別する。