CG用語集トップ > 第5章 画像処理

ポスタリゼーション

概要

ポスタリゼーションは、画像の階調数を少なくして、なめらかな濃淡変化を段階的な見た目にする処理である。連続的に変化して見える明るさを、いくつかの代表値にまとめることで、ポスターのような平面的な表現を作る。

詳しい説明

通常のグレースケール画像では、多くの階調を使って明るさを表す。ポスタリゼーションでは、複数の入力画素値を同じ出力値にまとめるため、出力画像で使われる値の種類が少なくなる。たとえば256段階の濃淡を4段階に減らすと、細かな明るさの差は消え、境界のはっきりした表現になる。2値画像は2段階にまで減らした特別な場合として考えられる。

CG制作との関係

CG制作では、リアルな写真調ではなく、イラスト調やポスター調の表現を作るときにポスタリゼーションの考え方が役立つ。色数や階調を意図的に減らすことで、単純化された印象を作ることができる。

ゲーム開発との関係

ゲームでは、レトロ風の画面表現、特殊なフィルタ、コミック調のポストエフェクトなどで階調数を減らす処理が使われる。シェーダでは、画素値を一定間隔で丸めることで似た効果を作れる。

制作・実装での例

{:cg:figures:chapter05:fig_5_16_posterization_binary.png?600|図5.16 ポスタリゼーションと2値化}

実装では、画素値をいくつかの範囲に分け、各範囲を同じ出力値に変換する。段階数を少なくするほど、画像は平坦で記号的な見た目になる。

検定対策ポイント

ポスタリゼーションは、階調数を減らす処理である。ネガ・ポジ反転のような明暗反転や、ヒストグラム平坦化のようなコントラスト改善とは区別する。

関連用語

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