CG用語集トップ > 第1章 基礎・座標・色・ディジタル画像

画像処理

概要

画像処理は、カメラやスキャナなどから得た画像、または既存のディジタル画像を入力として、補正、変換、解析を行う技術である。第1章p.008の文脈では、コンピュータグラフィックスと対比される広い分野名として扱う。CGがデータから画像を生成するのに対し、画像処理は画像を入力にして、別の画像や画像内の情報を得る点が中心である。

拡張現実感の例

詳しい説明

画像処理では、入力となる画像をコンピュータで扱えるデータとして受け取り、その画像に対して計算を行う。たとえば、暗い画像を明るくする、色を補正する、ぼけやノイズを減らす、輪郭を見つける、画像中の物体を検出する、といった処理がある。結果は、加工後の画像である場合もあれば、物体の位置や特徴量のような情報である場合もある。

この用語は、No.9の画像処理と同じ名前だが、ここでは広い分野名としての画像処理である。No.9はディジタルカメラモデルのM5段階、つまり撮影または生成された画像に対して行う後段処理としての画像処理であり、文脈を分ける必要がある。

CG制作との関係

CG制作では、レンダリングした画像や撮影素材を仕上げるために画像処理を使う。色調補正、ノイズ除去、ぼかし、画像合成などは、すでにある画像に対する処理である。CGだけではなく、実写素材と組み合わせる映像制作でも重要になる。

ゲーム開発との関係

ゲーム開発では、画面全体に対するポストエフェクトが画像処理にあたる。たとえば、画面をぼかす、明るく光らせる、色味を変える、ダメージ時に画面を赤くするなどである。リアルタイムに実行する場合は、見た目だけでなく処理負荷も考える必要がある。

制作・実装での例

ゲーム画面をいったんテクスチャとして描画し、そのテクスチャにぼかしや色補正をかけてから最終画面へ出す処理は、画像処理の実装例である。入力は描画済みの画像、処理は画素値の計算、出力は加工された画面になる。

検定対策ポイント

画像処理は「画像を入力にする技術」と覚える。コンピュータグラフィックスは仮想シーンのデータから画像を生成する技術であり、画像処理とは出発点が違う。広義の画像処理、コンピュータビジョン3次元復元は近い分野だが、画像を変換するのか、画像から情報を取り出すのかを整理すると判断しやすい。

関連用語

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