ズームではカメラの位置は変化しない。したがって、被写体と背景の位置関係はドリーとは異なる見え方になる。ズームは画角の変化によって画面に入る範囲を変える操作であり、カメラを実際に近づけるドリーとは区別する。 パン、ティルト、ドリー、トラック、ズームは、いずれもカメラワークに関係するが、カメラの位置を動かすのか、向きを変えるのか、画角を変えるのかで整理する。
CG制作では、注目させたい対象へ視線を集める演出や、広い場面へ引いて全体を見せる演出に使う。
ゲームでは、スコープ、写真モード、イベント演出、ミニマップから通常視点への切り替えなど、画角変更として使われる。
ゲームエンジンでは、カメラの座標、回転角、画角などを時間変化させることでカメラワークを作る。ズームを使う場合も、何の値を変えているのかを意識すると実装と用語が結びつく。
ズームは画角を変える操作、ドリーはカメラ位置を移動する操作である。検定ではこの違いが重要である。