[[cg:start|CG用語集トップ]] > [[cg:systems:start|第9章 システム・応用]] ====== 空間型拡張現実感 ====== ===== 概要 ===== 空間型拡張現実感は、現実空間の物体や壁、床などに映像を投影し、その空間自体を拡張して見せるAR技術である。利用者が必ずしも[[cg:systems:head_mounted_display|ヘッドマウントディスプレイ]]を装着しなくても、現実の対象物の上に情報を重ねられる。[[cg:systems:projection_mapping|プロジェクションマッピング]]は、この考え方を使った代表的な表現である。 ===== 詳しい説明 ===== 通常のARでは、スマートフォンやHMDの画面を通して仮想情報を見ることが多い。これに対して空間型拡張現実感では、プロジェクタなどを使って現実の表面へ直接映像を重ねる。重要になるのは、投影される面の形、位置、観察者からの見え方を考慮することである。映像が対象物の形に合っていないと、ゆがんだ表示になり、現実と仮想情報が一体化して見えない。 ===== CG制作との関係 ===== CG制作では、投影対象の形状を把握し、その形に合わせて映像を作る必要がある。単なる平面スクリーン向け映像ではなく、建物、立体物、舞台装置などの凹凸に合わせて設計するため、[[cg:fundamentals:projection_transformation|投影変換]]やカメラ位置の理解が役立つ。 ===== ゲーム開発との関係 ===== ゲーム開発では、展示、イベント、体験型アトラクションなどで利用できる。現実の床や壁にゲーム画面を投影し、プレイヤーの動きに合わせて表示を変えることで、画面の外に広がるゲーム体験を作れる。 ===== 制作・実装での例 ===== 実装では、投影面の形状や位置を計測し、プロジェクタから見た画像を補正する。曲面や斜めの壁に映す場合、あらかじめ映像を変形させておくことで、観察者には正しい形に見える。 ===== 検定対策ポイント ===== 空間型拡張現実感は、[[cg:systems:augmented_reality|拡張現実感]]の中でも、現実空間そのものへ情報を重ねる方式である。HMD内の表示だけで完結するARとは区別し、[[cg:systems:projection_mapping|プロジェクションマッピング]]との関係を押さえる。 ===== 関連用語 ===== * [[cg:systems:augmented_reality|拡張現実感]] * [[cg:systems:projection_mapping|プロジェクションマッピング]] * [[cg:systems:spatial_augmented_reality|空間型拡張現実感]] * [[cg:systems:camera_sensor_device|カメラセンサ装置]] * [[cg:systems:three_dimensional_shape_measurement_device|3次元形状計測装置]] * [[cg:systems:virtual_reality|バーチャルリアリティ]] ===== タグ ===== * CGエンジニア検定 * 第9章 * システム ---- [[cg:systems:start|← 第9章 システム・応用 の目次に戻る]] [[cg:start|← CG用語集トップに戻る]]