[[cg:start|CG用語集トップ]] > [[cg:fundamentals:start|第1章 基礎・座標・色・ディジタル画像]] ====== 標本化 ====== ===== 概要 ===== 標本化は、連続的な画像を有限個の点で取り出す処理である。画像の位置方向を離散化する処理と考えると理解しやすい。たとえば、投影面上の明るさを格子状の点で読み取ることで、画像を画素の集まりとして扱えるようにする。[[cg:fundamentals:quantization|量子化]]とは処理対象が異なる。 {{:cg:figures:chapter01:fig_1_44_analog_and_digital_image.png?600|アナログ画像とディジタル画像}} ===== 詳しい説明 ===== 自然界の画像は、位置ごとに連続的に変化する光の分布として考えられる。コンピュータで扱うには、すべての位置を無限に記録するのではなく、一定間隔の点で値を取り出す。この処理が標本化である。標本化によって、画像は格子状に並んだ点の集まりとして扱えるようになる。標本化の細かさは解像度と関係し、標本点が少ないと細かい模様や輪郭を十分に表せない場合がある。 ===== CG制作との関係 ===== CG制作では、画像の解像度やテクスチャの細かさを理解する基礎になる。標本化が粗いと、細かい形や模様が失われたり、ギザギザが目立ったりする。 ===== ゲーム開発との関係 ===== ゲーム開発では、テクスチャ解像度、画面解像度、レンダーターゲットのサイズなどに関係する。どれだけ細かく画像を記録・表示するかは、画質と処理負荷の両方に影響する。 ===== 制作・実装での例 ===== テクスチャ解像度を下げると、画像を構成する標本点が少なくなる。これによりファイルサイズや処理負荷は下がるが、細部は失われやすくなる。 ===== 検定対策ポイント ===== 標本化は位置方向の離散化、量子化は値方向の離散化である。標本化と量子化を混同しないことが検定対策上重要である。標本化定理やエイリアシングにもつながる用語である。 ===== 関連用語 ===== * [[cg:fundamentals:quantization|量子化]] * [[cg:fundamentals:digital_image|ディジタル画像]] * [[cg:fundamentals:analog_image_no068|アナログ画像]] * [[cg:fundamentals:pixel|画素]] * [[cg:fundamentals:resolution|解像度]] * [[cg:fundamentals:sampling_theorem|標本化定理]] ===== タグ ===== * CGエンジニア検定 * 第1章 ---- [[cg:fundamentals:start|← 第1章 基礎・座標・色・ディジタル画像 の目次に戻る]] [[cg:start|← CG用語集トップに戻る]]