[[cg:start|CG用語集トップ]] > [[cg:animation:start|第4章 アニメーション]] ====== ワーピング ====== ===== 概要 ===== ワーピングは、画像や形状の位置関係を変えて、引き伸ばし、曲げ、歪みなどを作る処理である。元の内容を完全に別のものへ置き換えるのではなく、座標を変換して見え方を変えるところに特徴がある。 ===== 詳しい説明 ===== ワーピングでは、元の点をどこへ移動させるか、または出力側の点が元画像のどこに対応するかを決める。画像の場合、変形後の各画素に対して元画像から色を取り出す必要があるため、[[cg:fundamentals:image_resampling|画像の再標本化]]や補間処理とも関係する。 [[cg:animation:morphing|モーフィング]]はある状態から別状態へ滑らかに変化する表現を指すのに対し、ワーピングは座標を歪ませる処理そのものを指す。顔画像の位置合わせ、レンズ歪みの補正、特殊な変形エフェクトなどで使われる。 ===== CG制作との関係 ===== CG制作では、画像素材の変形、映像合成時の位置合わせ、キャラクターや背景の歪み表現に使われる。自然に見せるには、歪ませる方向や量だけでなく、補間による画質低下にも注意する。 ===== ゲーム開発との関係 ===== ゲームでは、画面揺れ、水面越しの歪み、熱気によるゆらぎ、ダメージ演出などでワーピングに近い処理が使われる。ポストエフェクトとして画面座標をずらす実装も多い。 ===== 制作・実装での例 ===== 水中表現では、画面のサンプリング位置を時間で少しずつずらすことで、背景がゆらいで見える。これは画像の色を直接変えるのではなく、参照する座標を変える処理として理解できる。 ===== 検定対策ポイント ===== ワーピングは、座標変換によって画像や形状を歪ませる処理である。モーフィングと混同しやすいが、ワーピングは変形処理、モーフィングは状態間の滑らかな変化を表す用語として区別する。 ===== 関連用語 ===== * [[cg:animation:morphing|モーフィング]] * [[cg:animation:free_form_deformation|自由形状変形]] * [[cg:fundamentals:image_resampling|画像の再標本化]] * [[cg:animation:cg_animation|CGアニメーション]] ===== タグ ===== * CGエンジニア検定 * 第4章 ---- [[cg:animation:start|← 第4章 アニメーション の目次に戻る]] [[cg:start|← CG用語集トップに戻る]]